ワセリンでクレンジングできる?
先日、お風呂に入って顔を洗おうとしたら、
クレンジングがスッカラカン!
そこで、
以前何かで読んだ「ワセリンでクレンジングできる」という記事を思い出して、常備しているワセリンでクレンジングしてみました!
そうしたら、
確かに、メイクは落ちました!
ダブル洗顔後のつっぱり感もありません♪
だがしかし、感想はといいますと・・・
「う〜ん…惜しいっ!!」
クレンジングとしてはメイクと馴染みにくく、
なにしろベタベタを取るのにかなりコットンで擦りました。
とにかく、実に惜しい感じなのです。
でも、何かワセリンでのクレンジングに大きな可能性を感じるのは確か。
まつげ保護にも良い…なんて噂も聞くし!
もしかしたら、もっと上手にメイク落としとして使う方法があるのではないか?
果たしてどうなのか!
と、しつこくリサーチしているうちに、ワセリンクレンジングのコツを見つけちゃいましたよ♪
ワセリンクレンジングについて徹底的に詳しくご紹介していきます。
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ワセリンとは
ワセリンは肌表面に油分の膜を張り、肌の水分蒸発を防ぎ、外的刺激から皮膚を保護するという働きがあります。
人体に安全なため、ワセリンを「リップ代わりに」という女性も多いです。
ワセリンが生まれたのは140年前、1870年代アメリカで販売されたのが始まり。
石油採掘機に付着するベタベタしたワックス「ロッドワックス」を精製したものがスキンケアに良いと、商品化されました。
クレンジングとして商品化された訳ではありません。
そうです、
ワセリンの原料は原油です。
「原油」と聞くと、まるでプラスチックを塗っているようだ・・・と思ってしまいますが、
現在では、塗り薬や化粧品の基材として、
更には、医療現場でも使われるほど、人体に安全な皮膚の乾燥防止・保護する軟膏としてかかせないものとなっているのです。
人体に影響が少ないため、精製度の高いワセリン(白色ワセリンのプロペト)は、赤ちゃんに使っても、目に塗っても大丈夫ということで重宝されています。
クレンジングに使っても肌に優しいことは確かなようですね!
そんなワセリンは、皮膚科の医師や薬剤師にすすめられるなどして、一回購入してその後常備するご家庭も多いようです。
ワセリンの種類
一口にワセリンと言っても、実は商品として販売されているものでも何種類もあります。
まずは、精製度の違いで代表的な4種類をあげてみましょう。
精製度が低い順に
黄色ワセリン→ 白色ワセリン→プロペト→サンホワイト
黄色ワセリン
ワセリンの4種類の中では一番精製度が低い。(不純物が多い)
黄色っぽい色をしてる。
安価ですが敏感肌の方、赤ちゃんは刺激やかぶれをおこす場合がある。
白色ワセリン
黄色ワセリンの精製度を高くしたもの。
一般的にはワセリンというと白色ワセリンのことを指します。
安価、医療機関でも使用されています。
敏感肌の方、アトピー性皮膚炎の方、赤ちゃんは白色ワセリン以上の純度だと安心。
プロペト
白色ワセリンの精製度を更に高くしたもの。
目の近くなどデリケートな部位に使用する場合、プロペトを使います。
サンホワイト
プロペトの精製度を高くしたもの。
プロペトでも刺激を感じる方、かゆみやかぶれが出てしまう人、肌の弱い赤ちゃんに使用されます。
ほかのワセリンに比べると高価。
精製度が高くなるほど、刺激で人体に副反応が出にくいですが、値段が高くなるようです。
粘度は精製度が高いほど、やわらかくなるようです。
クレンジングにはどのワセリン?
では、メイク落としにはどの種類が向いているのでしょうか。
まずは、クレンジングに使う際に妥協できない点をあげてみましょう。
クレンジングとして使用するには、重要な点をあげてみます。
- メイクと混ざり溶かすことができる
- その汚れた油分をきれいさっぱり落とせる
- 低刺激で肌が乾燥しない
- 毎日使うので安価であること
- 衛生的であること
ワセリンは、ほぼ油100%なので、メイクは溶かせます。
実際やってみると、クレンジングオイルと変わらないくらいメイクがよく溶けます。
問題は、「2」の「その汚れた油分をきれいさっぱり落とせる」です。
ワセリンだと、ベタベタが粘度が高く、非常に取れにく汚れた油分をおとすのに大変苦労します。
なので、
ワセリンをクレンジングに使うには、より粘度が低く、伸びの良いものを使うのがポイントです。
テクスチャー柔らかめ=精製度の高いワセリン
前出の種類を踏まえて、総合的に見てみますと
プロペトのチューブタイプがクレンジングに向いていると言えます。
しかしこちら、1本1,000円程度してしまうので、
だったら普通のクレンジング剤をチョイスした方が良いような。。
しっかりめのダブル洗顔が必要なことを考えると、手間も費用も結構かかっちゃいますね。
最後に衛生面ですが、ワセリンには保存料とか防腐剤のようなものは配合されていないので、
- 清潔な手で使う
- スパチュラを使う
など、自分で注意するしかないようです。
次に、
ワセリンをクレンジングに使う場合のメリットとデメリットを考えてみました。
ワセリンクレンジングのメリット
敏感肌でも使える
純度が高いワセリン(白色ワセリン・プロペト)は、リップとして口に、さらに目、傷に塗れるほど安全です。
どのクレンジングよりも副反応は起こりにくいと考えられます。
保湿効果
コットンで拭き取った後、ダブル洗顔しないとベタベタがとれないのですが、ワセリンは取れにくいだけあって洗顔後はうっすら油分が残っていて肌は乾燥しにくいです。
皮脂の取れすぎがクレンジングにおいて肌トラブルの大きな原因なのですが、ワセリンならそれを防ぐことができます。
まつげに良い?
ワセリンの保湿&肌を保護する力でまつげが抜けにくくなるのではと言われています。
クレンジングしながらまつげの育毛にもなるならお得ですね♪
ワセリンをまつげ美容液代わりに使っている女性も増えているとか。
薬局で手に入る
ワセリンは、薬局やドラックストアでも購入できます。
クレンジングを切らしちゃって、とっさに自宅にあるワセリンで代用する、という方も多いようですね。
一部の白色ワセリンやプロペトは処方箋で購入もできますが、店頭でも第三類医薬品として並んでいて手軽に買えます。
第三類医薬品は、マキロンやビタミン剤などと同じくくりです。
買いやすいですね。
一部の白色ワセリンは化粧品として販売もされているので、化粧品の売り場にある場合もあります。
その他、黄色ワセリンやサンホワイトは医薬部外品です。
通販などで購入する方が多いようです。
コスパ
ワセリンの魅力の一つは、クレンジング剤と比較すると全体的にお安いことです!
白色ワセリンで50gで200円代〜販売されています。
100gでも300円代〜。
ですが先述の通りで、クレンジングに適したワセリンであるプロペトやサンホワイトは50〜100gで1000円程しますので、なんとも言えませんネ。
ワセリンクレンジングのデメリット
劣化
通常、保湿保護用として発売されているワセリンには酸化防止剤や防腐剤は入っていません。
なので、一般のクレンジング剤と比較すれば非常に劣化しやすいです。
私の経験ですが、ジャー型のワセリンに指を突っ込んで取っていたら、ひと冬終わる頃には変な匂いになっていて捨てたことがありました。
なので、使い方や期間に気を使わないといけません。
時間がかかる
ワセリンクレンジングには何かと時間がかかります。
- かなり固い軟膏状で、メイクに馴染むまでやや時間がかかる
- 粘りが強いのでコットンで何回かの拭き取りが必要
- 石鹸で念入りに洗顔するので更に時間がかかる
使い心地の悪さ
他のクレンジングと比べとにかく伸びが悪く、慣れないとストレスが・・・
固いのでシワの中のメイクが落ちている感じがしない…。
オイリー肌には向かない
ワセリンクレンジングはダブル洗顔後もうっすら油分が残るので、オイリー肌の方は油が気になることも。
落ちにくい
通常のクレンジングと違い余計なものが一切入っていない=水と油を混ざりやすくる界面活性剤も入っていない。
なので、水では全く流れません。
ダメ元で、乳化も試みましたが全く乳化できませんでした。
ワセリンクレンジングの手順とコツ
肌に優しいというステキなメリットもありますが、「落としにくい」というメイク落としとしては最大のデメリットを抱えているワセリンクレンジング。
それでも、「ワセリンでクレンジングしたい!」という方、
使い方にちょっとしたコツがあるんです。
まず、
手に取るワセリンの量。
クレンジングクリームより少なめにするのがコツです。
普通のメイクなら、真珠玉よりやや大きめぐらい。
量が多すぎると空回り状態になり、うまくメイクがなじみません。
おすすめのクレンジング手順
- 適量のワセリンを少し指に取り、クルクルとポイントメイクから落としていきます。
- いったんポイントメイク部分をコットンなどで拭き取ります。
- 残ったワセリンをおでこ、頬、鼻、あごに分けて置いて、顔全体に伸ばしながらクルクルと落としていきます。
- 顔全体をコットンで拭き取ります。
- 石鹸で落とします。洗顔石鹸だと落ちにくい場合は、身体用の浴用石鹸で洗いましょう。
オイルクレンジングのように手全体にワセリンを伸ばしてしまうと、手にばっかりワセリンがべったりついて、顔のメイクが浮いてきませんので注意が必要です。
クレンジング以外のワセリンスキンケア
ワセリンは万能!とも言われるように、クレンジング以外でも様々なシーンで活躍します。
美容のためのお役立ちアイテムとして様々な使い方があるんです。
ワセリン毛穴パック
毛穴の汚れが気になるところに、ワセリンを塗って一晩寝ると、毛穴の汚れが皮脂と混ざり合い柔らかくなり取れやすくなります。
確かに、ワセリンは低刺激なので塗って寝ても安心です。
ちょっと驚きの活用術ですが、 一度は試してみる価値アリの使い方です。
リップクリーム
こちらは定番の活用法です。
ワセリンクレンジングよりもメジャーですね!
冬場のリップケアに悩む人は多いもの。
市販のリップクリームでは余計荒れてしまう方もいるので、そんな方はワセリンが超おすすめです。
このように専用のワセリンリップも市販されています。
まつげ美容液として
まさか、ただの油にそんなパワーが?!
「ワセリンでまつげが伸びる!?」という噂を耳にします。
クレンジングと同時にまつげケアまでできちゃうなら夢のようですが、実際のところ本当かどうか定かではありません。
なぜ、このように言われているのか・・・。
まつげをワセリンで保護することでまつげが抜けにくくなるのではないか。と考えられていて、
まつげが伸びる途中で抜けてしまいがちだった場合、抜けずに伸びることにより、まつげが増えたように感じるのかもしれません。
ワセリンクレンジングの口コミ
実際にメイク落としをしている方はどんな感想を持っているのでしょうか?
皆さんのワセリンクレンジングの方法と、その感想をリサーチしてみました!
ワセリンクレンジングの口コミ@
『安全簡単メイク落とし』
方法/
ワセリンを手のひらになじませて温めてゆるくなった状態になったら、メイクになじませて少しおき、水で湿らせたコットンでふき取ります。
ぬるま湯で洗顔したら仕上げに冷水で洗顔します。
コメント/
市販のクレンジング剤は肌に悪影響を及ぼす添加物がたくさん入っているのが気になっていたのと、出産した後に敏感肌ぎみになってしまい、市販のクレンジング剤を使うと肌が赤くなってしまうようになりました。
そのため、安全な方法でメイクを落としたいと思い、ネットで調べたところワセリンでメイク落としが出来るということを知って使用するようになりました。
しっかりメイクをした日でも、思っていた以上にメイクがするするとよく落ちますし、小鼻の毛穴の汚れまでスッキリと落とすことが出来るので驚きました。
肌荒れなどのトラブルも起きませんし、クレンジング後の肌の乾燥や突っ張りも感じませんので乾燥肌の人には特におすすめだと思います。
<42歳・みこたこ>
ワセリンクレンジングの口コミA
『ナチュラルメイクの方にオススメ!』
方法/
ワセリンを少量とり、顔に伸ばしていく。
コメント/
家にいつも使っていたクレンジングがなくなってしまっていて買いに行くこともできなかったので、以前ネットでワセリンがメイク落としにもなるとみたので使ってみました。
ワセリンはほとんど油なのでかなりベトベトします。
顔にたくさん塗ってしまうと、水で洗い流すのが大変なので本当に少量で大丈夫です。
ワセリンをそのまま顔に薄く塗って手でマッサージしながら伸ばしていきます。
私は基本ナチュラルメイクなので問題なく落ちました。
厚い化粧や、マスカラなどは落ちにくいかなと思います。
ワセリンを塗った後はしっかりと念入りに顔を洗います。
大体普通のクレンジングの倍ぐらい。
そうしないと結構脂ギッシュな感じになってしまうので。
ワセリン自体はかなり安いので、節約にはなります。
ナチュラルメイクの方にオススメします。
<20歳代・まりや>
ワセリンクレンジングの口コミB
『ワセリン自体が落としにくい』
方法/
ソフトタイプの白色ワセリンを顔全体に馴染ませ、石けんで洗い流す。
コメント/
ワセリンをメイク落としに使った理由は、ウォータープルーフの日焼け止めやファンデーションを落とすためにオイルクレンジングを利用していたが、洗浄力が高すぎるためか肌が荒れてしまった。
ミルククレンジングやドラッグストアで購入できるクレンジング剤では落としきれていないと感じており、代わりになるものを探していたところ、ブログで「オイルを馴染ませてから純石けんで洗い流すのがよい」との記事を見つけた。
ワセリンは保湿剤として常備していたため、オイルクレンジング代わりに使用してみることにした。
メイクは問題なく浮き上がるが、ワセリン自体が石けんでは落ちにくいため、洗顔が複数回必要だった。
結論としてワセリンをメイク落としに使うのはおすすめできない。
いくらソフトタイプのものを選んでも、ワセリン自体が固めのテクスチャのため、クレンジング剤と違い馴染ませるのに摩擦が生じてしまうこと。
ワセリンを落としきるのに念入りな洗顔が必要になってしまうこと。
以上のことから、却って肌を痛めてしまうと感じられるため。結局、ホホバオイルや椿油を馴染ませてから石けんで洗い流す方法に落ち着いた。
<40歳・喜多嶋>
ワセリンクレンジングの口コミC
『ワセリンクレンジングに挑戦!』
方法/
ワセリンを手のひらにたっぷり取って手の温度で柔らかくし、顔をマッサージ。 メイクが油と馴染んで浮いてきたらコットンで拭き取り、その後洗顔フォームで洗い終了。
コメント/
いつものようにお風呂でメイクを落とそうとしたらメイク落としが切れてる!
でも小さな子供と2人で入浴中だから、急いでコンビニに買いに行く事も出来ず。
そんな時に噂に聞いていたワセリンクレンジングが頭に浮かびました。
ワセリンは私の唇、手、子供の体の保湿用に常備してあります。
使い方も手のひらで温める意外は、拭き取るタイプのメイク落としと同じなので簡単です。
市販のメイク落としに比べるとねっとりとした質感なので、手のひらで温める時はしっかり時間をかけて指先で混ぜましょう。
温めが短いと通常のクレンジング剤と違い伸びが悪く、メイク落としに時間がかかります。
ファンデーションやアイシャドウはしっかり落ちましたが、ウォータープルーフのマスカラやアイライナーなどのは落ちにくかったです。
けれどウォータープルーフは元々アイメイクリムーバーで落とすのが基本で、市販のメイク落としでもなかなか落ちにくいのでワセリンで落ちないのは仕方ないかなーと思います。
温める分の時間がかかるのでクレンジングに時間をかけたくない人には向いてないかもしれませんが、ワセリンでも十分メイク落としになりました!
<30歳代・ころっけまる>
ワセリンクレンジングの口コミD
『ワセリンでメイク落とししてみました』
方法/
指にとって温め、顔にくるくるとなじませる
コメント/
クレンジングはホホバオイルやオリーブオイルといった植物オイルを利用していました。
それらを切らしてしまった際、ワセリンがクレンジングに使えると聞いたことを思い出し、また実際私自身も化粧直しとして使っていたため試してみました。
結論からいうと化粧は落ちます。
ただ、半固形で念入りに温めても伸びが悪く、まずそれなりの量を消費します。
さらに使い心地はそうとう重いです。
ティシュオフしようにもクレンジングオイルのように溶けて肌になじんでいるわけではないので上手く吸い取ることができません。
水は当然はじきます。
その後いつも通り洗顔しても肌に幕を張ったようにワセリンが張り付いているのですっきり感に欠けました。
やはりポイントメイクを直すのに使うのとクレンジングとしてがっつり使うのとでは、勝手が違いました。
化粧は落ちるけどわざわざ好んで使おうとは思わず、おすすめはできないかなというのが正直なところです。
<24歳・まこ>
ワセリンクレンジングまとめ
肌の保湿・保護では、右に出るものがいない極めて優秀な軟膏、ワセリン。
しかし、クレンジングで日常使用するには落としにくさがネックとなり、残念ながら「おすすめです!」とは言い難いものでした。
しかし、クレンジングを切らしてしまったときの緊急の代用品としてはとっても頼りになるアイテムです。
乾燥による肌荒れにも欠かせないので、一家に一つワセリンを常備しておいてみてはいかがでしょうか。
当サイトではおすすめできる人気のクレンジングアイテムも紹介していますので、よかったらメイク落とし選びの参考にしてみてくださいね。
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