メイク落としシート

メイク落としシート〜手軽さに隠された落とし穴〜

TVCMなどでおなじみのメイク落とし用の拭き取りシート。

 

 

最近では手軽さに加え、
「ナチュラル」
「ぷるぷる保湿」
などの肌に優しいイメージで、毎日使用している方も多いかもしれません。

 

しかし、実はこのメイク落としシート、クレンジングの中では、もっとも肌に負担をかけることで美容業界では有名なのです。

 

 

皮膚科医や美容のプロでシートタイプのクレンジングをすすめる方はほとんどいません。

 

メイク落としシートはこんなに手軽なのに!
なぜ、使ってはダメなの?

 

そう・・・
なぜメイク落としシートが肌に負担になるのでしょうか?

 

そもそもメイク落としシートとは

ちょっと極端に表現すると
アルコールと洗剤を浸した紙」です。

 

化粧を落とすには、いくつかの方法があるのはご存じですか?
メイク落としシートは、界面活性剤(洗剤)で落とすタイプのクレンジングに入ります。

 

メイク落としの手段1.

油で化粧を浮かせて落とす

オイルクレンジング・クリームクレンジング・ミルククレンジング

 

化粧品も油分です。

 

油は油に溶けるということで、一番シンプルな落とし方です。
水に流れやすくするために界面活性剤が配合されています。

 

メイク落としの手段2.

界面活性剤(洗剤)で落とす

クレンジングシート・水クレンジング・リキッドタイプ・ジェルクレンジング

 

界面活性剤は、水と油を混ぜる作用のある物質です。
その作用を活かして汚れを落とします。要するに洗剤ですね。

 

メイク落としの手段3.

石鹸で落とす

石鹸

 

石鹸も界面活性剤の仲間ですが、水で薄まるだけで界面活性作用を失うという石鹸特有の性質を持っているので分けて考えられています。
使い方によっては、メイクが落ち切らないことがよくあります。

 

 

 

メイク落としシートは、オイル入りのものをありますが、ほとんどは界面活性剤そのものでメイクを落とすものが多いです。
しかもクレンジングシートはパック入りなので、手で触れ、外気にもあたりやすいため防腐剤&防カビ剤なども入っています。
シートでメイクを落とす際にこれらの防腐剤や防カビ剤も同時に顔に塗りつけることになるのです。

 

なじまない、落ちない、優しくないの三重苦

ところで、メイク落としシートを使ったことのある方、
なんだか、メイクが落ちきってない感じしませんか?
その印象は、アタリです。

 

肌には凹凸がありますが、毛穴やキメに入ったメイクはシートでは落ちにくいのです。

 

では、何故、他のクレンジング剤よりも落ちにくいのか。
それは、化粧とのなじみが不十分だからです。

 

まず、油で浮かすという工程がないですし、洗浄成分である界面活性剤も十分な量がなければメイクとなじみません。

 

いくら優秀な洗浄成分でも、厚手のコットンならまだしも、薄いシートに染み込んだ量で、肌に触れる表面積から算出すると明らかにクレンジング剤の量が足りないのです。

 

メイク落としに十分な洗浄成分の量が得られないことによって…

なじまない
   ↓
必然的に擦る回数が増える
   ↓
肌の負担に!

 

しかも、メイク落としシートは少量で落ちるように洗浄成分は高濃度になっているので刺激が強い。
ほんとうに優しくないクレンジングなのです。

 

 

 

毎日使っては行けない理由

他のクレンジング剤と比較して、メイク落としシートが肌に良くない!ことは
わかっていただけたと思います。

 

でも、やっぱり、便利でやめられないという方!
せめて、旅行の時や家に帰れない時などの緊急だけにしませんか?

 

毎日使うと、よけいに心配な点があります。

 

メイク落としシートの落とし穴1.

取り切れていないメイクが原因でシミやニキビが!
メイク残りが酸化して刺激になり、シミができます。
取り損ねたメイクが毛穴を詰まらせ、ニキビが発生します。

 

メイク落としシートの落とし穴2.

毎日の摩擦により色素沈着の恐れあり!
皮ふへの刺激(摩擦など)により炎症が生じると、
メラニン形成と皮膚の過剰角化が進み、黒っぽくなります。
色素沈着です。
例えば、机や床、地面に当たることが多いひじやひざって黒ずんでますよね。
ただでさえ、肌は紫外線や老化でくすむのに、さらにひどくなるのはゴメンですよね。

 

メイク落としシートの落とし穴3.

季節や体調によっては、かぶれや赤みなどを起こす場合も!
強い洗浄剤を使用しているため、体調やお肌のコンディションによっては突然、かぶれを起こすこともあります。

 

 

 

これらのことを考えると、メイク落としシートが今は大丈夫でも毎日使うには肌への負担が多すぎて将来が心配です。

 

クレンジングシートのデメリットランキング

ここで、デメリットをランキング形式でご紹介しましょう。

1位 洗浄力が強いため乾燥し、肌バリアも崩す!
2位 毎日は使えない(肌負担が大きいので)
3位 毛穴やキメにメイクが残る
4位 かぶれなどの肌荒れを起こしやすい
5位 長期間の摩擦で肌がくすむ可能性あり

ほかに気になったもの

  • メイク落としシートは毎回、ヒリヒリする
  • 洗顔はいらないと表示されていても、ど〜しても洗いたくなる
  • たまに使う場合気づくとシートが蒸発していてカラカラに!
  • 全部使い切れない

 

 

メイク落としシートは、便利さを求めれば最高のクレンジングですが、その代償にしてはデメリットが多すぎますね。

 

メイク落としシート「被害の口コミ集」

こんなに肌に良くないのならば、きっと被害もあるでしょう。
巷のメイク落としシートの被害の口コミをまとめてみました。

 

メイク落としシートの口コミ@ 10代・PI-KOさん

シートが1枚だと足りなかった。使用直後かなりヒリヒリした。
その上、肌が突っ張ります。
もう買いません。

メイク落としシートの口コミA 40代・gagaさん

この前、久しぶりにクレンジングシートを使ったら目の周りがかぶれてしまい、それ以来目の周りが乾燥してかゆいです。
カサカサシワシワになって、困っています。
もしかしてアレルギーでしょうか?

メイク落としシートの口コミB 20代・うさこさん

濃い目のメイクをゴシゴシとすると、肌がひりひりするし、クレンジングシートが乾いた感触になったら、ケチらずに新しいシートを使わないと落ちません。
薄いので1回に2〜3枚必要でした。ということでコスパもいまいち。

メイク落としシートの口コミC 30代・K.Kさん

使用後、肌が赤くなってしまいました。私の肌にはシートタイプのクレンジングは合わなかったようです。
拭き取った後はしっとりしていてよかったのですが・・・。
メイク落としシートはダブル洗顔不要と説明書きがありますが、敏感肌の人は仕上げに洗顔料で洗った方が良いかもしれません。
安いし、メイク落ちは良く文句なしだっただけに残念です。

メイク落としシートの口コミD 30代・よこさん

思いっきりゴシゴシこすったりしないと完璧には落ちません。
マスカラとアイラインが特に落ちなかったです。
やっぱりクレンジングオイル派です。

メイク落としシートの口コミE 20代・ASUMIさん

目の周りが赤く腫れてしまいました。
それがなかなか治らず、悩んでいます。
私は割りと敏感肌なのですが、どうやらシートタイプのメイク落としにかぶれてしまったようで、目の際がかゆく、我慢できず掻いてしまったせいで赤くはれてしまっています。
今は、眼科で処方された塗り薬を塗っていますが、いまいち治りません。
眼科ではなく皮膚科に行ったほうが良いのでしょうか…。

 

クレンジングシートの検証<まとめ>

口コミを見てもわかるように、メイク落としシートは、便利ですが、その便利さのかげに「肌にダメージを与える」という落とし穴がありました。

 

せっかく毎日、高い化粧水やクリームなどで、手間を掛けてお肌のケアをしていても、クレンジングで肌を痛めつけて乾燥や肌老化を促進させているとなっては、実にもったいないことです。

 

若々しく美しい肌を保つためには、毎日にのスキンケアには、シートタイプのメイク落としはおすすめできません。

 

どうしても洗い流すタイプのクレンジングが面倒・・・。
という方は、コットンに浸して使用するタイプの水クレンジングの方が肌に優しくておすすめです。

 

 

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